1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:41:34.24 ID:Egv3TvSS0

見滝原、病院

ガバッ

ほむら「ふう……またループ失敗ね。まったく、いつになったらあの憎きワルプルギスを倒すことが出来るのかしら……」

ほむら「少し、ここ最近のループ失敗原因を振り返ってみるべきね」

1

http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353267694/
2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:43:18.03 ID:Egv3TvSS0

前前前周回

5

ほむら「今度こそ、奴を倒してみせる!」

4

さやか「ほむら、ワルプルギス出現まで待つことなんてないよ! 出現したと同時に全火力を以て──!」

2

ほむら「ちょっ私の兵器が! しかもそれこの辺りに埋め込んだ地雷のリモコn──」

1

さやか「さやかちゃんファイアアアアアアアアアアアアア!!!」ポチッ

0



4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:43:52.98 ID:Egv3TvSS0

前前周回

5

ほむら「今度こそ、奴を倒してみせる!」

4

上条「さやかーー! 頑張れえええええええ!!」

さやか「あ、恭介ーー! 風で全く聞こえないけどおーーーい!」

3

ほむら「いや何考えてんの!? こんな場所に普通彼氏連れてくる!?」

2

さやか「いやあ、私の生ける英雄譚を恭介の目に焼き付けさせようかと思って……」

1

ほむら「しかもあの位置私の兵器がある場所なんだけど!? あのままじゃ兵器発動できないわよ!」

さやか「いくぞおおおおおワルプルギスウウウウウウウ!!」

ほむら「人の話をきけえええええええええ!!!」

0



5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:45:26.09 ID:Egv3TvSS0

前周回

5

ほむら「今度こそ、奴を……もう悪い予感しかしないわね」

さやか「何しょぼくれてんのさ、転校生!」

ほむら(大体あなたのせいなのだけど)

さやか「大丈夫、私たちにはこんなにも頼もしい仲間たちがいる! 絶対に負けないよ!」



6 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:46:02.65 ID:Egv3TvSS0

4

マミ「ええ!」

3

杏子「ああ!」

2

まどか「負けないよ!」

1

ほむら「…………って、何でまどかがいるのよ!?」

さやか「いやあ、何でもまどかったらあたしの勇姿に惚れちゃったみたいで、今さっき『さやかちゃんのようにカッコいい戦士になりたい!』って契約を……」

ほむら「それじゃ戦う意味ないでしょうが! しかも何気にまどかの武器が弓からハルバードに!」

まどか「えへへ、頼もしいでしょほむらちゃん。これで私もさやかちゃんみたく──

0



7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:46:43.82 ID:Egv3TvSS0

────

見滝原、病院

ほむら「全部さやかが原因じゃない!!!」ドガッ

ほむら「そもそも何で作戦通りに動かないのよ! というかここ最近ワルプルギスと戦ってすらいないじゃない!!」ドガッバキッ

看護師「ひっ……目覚めたばかりの暁美さんがベッドにヤクザキックを……先生、先生ーー!!」

ほむら「……ふう、ふう……」

ほむら「……ともあれ、今回からは美樹さやかを真っ先にどうにかする必要があるわね」

ほむら「美樹さやか、ある意味ワルプルギスより難敵だわ……」ギリッ



8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:47:28.04 ID:Egv3TvSS0

そして数日経ち、見滝原中学校

早乙女「それでは今日は皆さんに、転校生を紹介します!」

中沢「そっちが後回しかよ……」

早乙女「その通り、どっちでもよろしい!!」

中沢「何が!?」


ほむら(……ふう、またこの光景なのね)

ほむら(見慣れたやりとり、見慣れたクラスメイト達の反応)

ほむら(私は、あと何回この景色を目にすればいいのかしら……)



9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:48:01.39 ID:Egv3TvSS0

早乙女「それじゃあ、張り切って自己紹介いってみましょう!」

ほむら(……そうね、ぼやいても始まらない。とりあえずこの場を片付けましょう)

ほむら「暁美ほむらです、どうぞ、よろしくお願いします」

早乙女「はい、よく出来ました! 暁美さんは病気云々かんぬん……」

ほむら(とりあえずこんなものね。次はまどかと保健室に……)

さやか「…………」



10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:48:54.41 ID:Egv3TvSS0

女生徒A「暁美さんはどこから来たのー?」

ほむら「パキスタンよ」

女生徒B「すっごい髪きれー! どこのシャンプー使ってるの?」

ほむら「石鹸よ」

女生徒C「部活とかやってた?」

ほむら「古典部で全国出場を少々……」

ほむら「ごめんなさい。気分が悪くなってきたので、保健室へ……」

女生徒A「あ、ついてってあげよっかー?」

ほむら「シャラップ、ファッキンジャップ。係の人にお願いするから……」

女生徒A「あーそっかー。また話そうね暁美さん!」

ほむら「鹿目まどかさん、貴女がこのクラスの保健係よね? 連れていってもらえるかしら」

まどか「あ、う、うん」

さやか「…………」



12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:49:28.26 ID:Egv3TvSS0

ほむら「ありがとう。それじゃあ早速──」

さやか「ちょっと待ちなよ、ほむら」

ほむら「────!? 貴女……」

まどか「? さやかちゃん?」

さやか「…………」

ほむら(ど、どういうつもり!? これまでの時間軸で、美樹さやかがこのイベントに参加してくることはただの一度も無かったはず)

ほむら(それに、今私の事を確かに『ほむら』と呼んだ! これまでは親しくなるまで転校生の一点張りだったというのに……)

ほむら(このさやか、何かが違うわ……)

さやか「…………」



13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:50:19.82 ID:Egv3TvSS0

ほむら(とりあえず、冷静に接するべきね)

ほむら「貴女は……ええと、美樹さかなさんだったかしら? いいいい一体何の用かしら私はこのまどっちに保健室へ連れてってもらおうとしているだけでややややましいことなんかしてないんですほむががががががが」

まどか(暁美さんすごい震えてるよ)

さやか「……いや、驚かせちゃってごめんね。ただあたしも保健室、一緒についていこうと思ってさ」

ほむら「……何故?」

さやか「いやあ、同じ魔法少女同士、つもる話もあるんじゃないかと思ってね、ほむら」

ほむら「─────!?!?」

ほむら(い、いま確かに魔法少女って……! 美樹さやかは、もう既に契約を交わしている!?)

まどか(わ、私残ったほうがいいのかな……)



14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:50:59.83 ID:Egv3TvSS0

廊下

ほむら「……それで、どういう訳なのかしら」

さやか「何が?」

ほむら「とぼけないで。貴女のことよ、美樹さやか。
 貴女──魔法少女なの?」

まどか「わ、私の幼馴染みが魔法少女だった……!?」

ほむら「新しいラノベのタイトルかしら」

ほむら(本当はキュゥべえに聞くのが一番確実で手っ取り早いんだけど、あえてこの場は直接問いただすわ)

ほむら(何より、この美樹さやかの様子、雰囲気、どこかおかしい……!)

さやか「そうだね……何から話そうか。
ほむら。ほむらはさ、奇跡って信じる?」

ほむら「は?」

まどか「私の親友が電波キャラじみてて怖い」

ほむら「新しいラノベのタイトルかしら」



16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:51:49.21 ID:Egv3TvSS0

ほむら「……ひょっとして、からかっているのかしら?」

さやか「いやいやいや! ちゃんとした問いかけだよ。それでほむら、どう?」

ほむら「奇跡……。
 そもそも魔法少女とは、奇跡を代価にして生まれる存在。奇跡を信じるも何もないんじゃないかしら」

さやか「あー違う違う、その奇跡じゃないよ。アレはキュゥべえがもたらす言わばパチモンの奇跡でしょ?
 ぎゃおっち、クレーンゲームにあるDSっぽい何か、子供銀行。
 そういうんじゃなくてさ、本物の奇跡だよ」

ほむら「本物の、奇跡……。
 いまいち何を言ってるのかわからないわね、さやか。回りくどいのは貴女には似合わないわ、単刀直入に話しなさい」

さやか「うーん、わかりづらかったか……。
 まあいいや。実をいうとね、私はちょっとした奇跡の恩恵を授かって、これまでほむらが渡ってきた時間軸を全て記憶しちゃってるんだ」

ほむら「………………………は?」

まどか(どうしよう、帰りたい)



17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:52:38.86 ID:Egv3TvSS0

ほむら「いや、意味がわからないのだけど」

さやか「わかんなかった? つまりね、あたしはほむらのこれまでしてきた事を全て把握しちゃってるんだよ。
 例えばループ××27回目にほむらがまどかの部屋でしたピーがピーっていうのも」

ほむら「ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

まどか「え、なに!? 私の部屋が何なのさやかちゃん!」

さやか「ふっふっふ、それはだね。ほm」
ほむら「言わないで! それだけは絶対に言わないで!  お願いだから! 言ったらソウルジェム砕くわ! お願いだからあ!!」

さやか「お願いしてるのか脅迫してるのかどっちだよ!?
 ふふん、ほむらも強がってもまだまだ中学生の女の子ですなあ♪」

ほむら(こ、コイツ! 殺すわ! 絶対に殺す! 夜道で背後から刺してコロス!!)

まどか(暁美さんが血涙流してる……)



18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:53:19.22 ID:Egv3TvSS0

さやか「まあそんなわけで、このさやかちゃんはこれまでの全ての記憶を引き継いでここにいるってわけよ!
 信じてもらえた?」

ほむら「…………そうね。憎いし悔しいけど、信じるわ。
 この状況、いっそそうであった方が自然というものよ」

さやか「そっか。それはよかった。
 でもそれだけじゃないんだよね…見てて」

ほむら「?」

さやか「変身! とお!!」

ほむら「!? こ、これは……!」



さやか「ふふふ。どう、ほむら?」

ほむら「す、姿こそいつもの魔法少女美樹さやかだけど──能力が圧倒的に違う……! これは一体……」

まどか(さ、さやかちゃんが遂に変身までしだしたよ……保健室いけばカメラあるかなあ)



19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:53:54.35 ID:Egv3TvSS0

ほむら「さ、さやか! 説明しなさい! このまどかが契約した時と勝るとも劣るとも、いややっぱり劣ってそうな力はいったい……」

さやか「これも奇跡の一部だよ。
 記憶だけじゃない、能力の引き継ぎ。……いや、これまでの時間軸全てのさやかちゃんの力が私に集結しているといえばいいのかな……」

ほむら「……なん、ですって」

さやか「わかるよ、溢れ出る力の流れが……。
 今の私は全てを悟り、そして背負っている魔法少女。これまでの時間軸は大体ほむらの足を引っ張ってきたけど、でもこの時間軸は違う」

さやか「だからさ、ほむら! 一緒に倒そうよ、ワルプルギスの夜を!」

さやか「そして守ろうよ、この街を! まどかを! マミさんや杏子、仲間達を!」

ほむら「さやか……。
 ええ、そうね。よろしくお願いするわ」

さやか「ほむら!」

ほむら「さやか!」

「「(あたし)私たちは、無敵よ(だ)!!」」

キュゥべえ(しかし、彼女達はまだ気付いていなかったのである。
 ワルプルギス戦の敗北は、戦力だけが原因ではないということに──!)

まどか(ひっ……何あの白い化け物。売ったらおかね貰えるのかなあ……)



20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:54:30.95 ID:Egv3TvSS0

そして時はながれ、数週間後。
荒れ狂う嵐の中、災厄の魔女を討たんがため今四人の少女が肩を並ばせるのであった!

マミ「ふっ……いよいよこの刻が来たわね。モッツァレラ?」

杏子「ああ、確かに敵はこれまでで最強だ……。
 でもこれまで数多の魔女を倒した私たちなら、さやかなら! きっと楽勝で倒せるはずさ」

まどか「さやかちゃんすごかったもんね。
 お菓子の魔女相手に牙突決めながらスピリットオブソードを展開、そのままシルバーチャリオットで遠隔攻撃しながらアバンストラッシュ放った時は感動すら覚えちゃったよ」

ほむら「だから何で魔法少女じゃないまどかがここに……。
まあそうね、とにかくさやかの強さはデタラメだったわ。あの強さがあれば、私達は戦える……きっと、勝てる!」

ほむら「そうよね、さやか?」


さやか「あったり前だよ!見滝原の平和は、この魔法少女さやかちゃんがガンガン守りまくっちゃいますからね!」

ほむら「ふふ……」



22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:55:18.56 ID:Egv3TvSS0

5

ほむら「さあ皆、行くわよ!」

4

マミ「ええ、この街を、消させるわけにはいかない!」

3

杏子「家族も何も失っちまったあたしに残されたものを、守り通すんだ!」

2

まどか「みんな、負けないで!」

1

さやか「あ、やべ。剣マントにつっかえた」

0



24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:56:51.95 ID:Egv3TvSS0

荒廃した町


ほむら「………………う」

キュゥべえ「気が付いたかい。名前も知らない魔法少女」

ほむら「きゅ、キュゥべえ……」

キュゥべえ「やれやれ、君は僕の事を知っているみたいだね。
美樹さやかの件といい、何がどうなったのやら……」

ほむら「ま、町は……? 皆はどうなったの……?」



25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:57:28.46 ID:Egv3TvSS0

キュゥべえ「ごらんの通りだよ。町も魔法少女も、皆ワルプルギスの攻撃によって壊滅したさ。
 まさかワルプルギスがひっくり返った時の破壊力があれほどとはね。これにはインキュベーターもビックリ」

ほむら「さ、さやかは……?」

キュゥべえ「さやかなら、アレだよ」

ほむら「……?」


さやか「」

キュゥべえ「さやかなら戦闘直前、剣をマントから引っ張り出せずにそのまま……」

ほむら「美樹さやかあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

こうしてさやかちゃんハイグレート伝説は幕を下ろし、次回周でアルティメットマミとなったマミと手を組んだほむらは速攻でワルプルギスを倒し、平和を手に入れました。

THE・END!



26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 04:58:11.62 ID:Egv3TvSS0

いやもう本当ごめんなさい深夜のテンションだったんです死ぬ気でごめんなさい土下座します


28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 05:02:27.38 ID:DhjWafFs0

また書いてな


29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 05:03:49.17 ID:D/zFUyuM0

俺は嫌いじゃないぞ


コメント一覧を上に持ってきてみました。細かいデザインを考え中です。
デザイン崩れの修正完了しました。

    • 1. 円環に導かれし名無しさん
    • 2013年07月24日 12:00 ID:KvFaoDvEO
    • ホントさやかはアホの子だな
    • 2. 円環に導かれし名無しさん
    • 2014年02月12日 00:53 ID:37cAwNuj0
    • 壮大なストーリーとおもいきや、なんだただのさやかちゃんか。
    • 3. 円環に導かれし名無しさん
    • 2020年03月08日 12:36 ID:dBlFotYr0
    • ワロタwwwww

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